どこにでも持ち運べ、高速インターネットが使える便利なモバイルWi-Fiルーター、WiMAX。
最新の通信規格であるWiMAX2+なら最大440Mbpsと 固定回線の速度とも遜色ないレベルまで性能が上がりました。
ところが、実際に使っているユーザーから「全然速くない!」という声を耳にすることがあります。
公式ホームページでは「超速ネット!」と謳っているWiMAXですが、果たしてそれは事実なのでしょうか?
結論から言うと、WiMAXは速いです。ただし、時と場合によっては遅くなってしまうことがあるのです。
そこで、この記事ではWiMAXが遅くなる9つの原因と、それぞれの解決方法についてご紹介します。
通信が遅くて困っている人でも、原因を突き止め正しい対策を行うことで、光回線並の速度を手にいれることができます。
また、WiMAXを購入検討中の人にとっては、この記事を読むことで速度が遅くなる原因が自分に当てはまるかどうかの確認ができ、購入すべきかの正しい判断ができるようになることでしょう。
それでは、早速WiMAXの速度が遅くなる原因と対処法をみていきましょう。
モバイルWi-Fiルーターの中でも一番人気の高い回線が「WiMAX」です。
■WiMAXが人気のポイント
・データ使い放題プラン(ギガ放題プラン)がある
・下り最大440Gbpsの高速通信が可能
・速度制限がゆるい
・最大20日間はキャンセルができる
この中でも注目するべきは「速度制限のゆるさ」です。
ギガ放題プランの場合、WiMAXが速度制限される条件は「3日間で10GB」。
これは他社のモバイルWi-Fiルーターと比較してかなりゆるい条件です。普通の使い方をする人では、まずひっかからないでしょう。
また、WiMAXの契約プロバイダーはいくつもありますが、中でも「最大32,200円のキャッシュバックがある」1番人気のGMOとくとくBBは、
万が一満足いかなかった場合でも、20日以内であればキャンセル料がかからず無料で解約することができます。
初めての人でも安心して購入することができる&高額なキャッシュバックがもらえる、ということで今一番おすすめのプロバイダになっています。
通信速度が遅くなる9つの原因と、それぞれの解決方法
WiMAXの速度が遅くなる原因は主に以下の9つです。
- 通信量の使いすぎで速度制限がかかっている
- 通信対応エリア外で使っている
- ルーター側に問題がある
- WiMAXが電波の届きにくい場所に置いてある
- WiMAX以外の電波が近くに飛んでいる
- WiMAXと無線子機の相性が悪い(パソコンの場合のみ)
- 省電力モード機能で通信速度が遅くなってしまっている
- 利用機器(スマホなど)の通信性能に問題がある
- 回線・プロバイダーに障害が発生している
それぞれの具体的な内容と対処法を紹介していきたいと思いますので、ぜひ試してみてください。
- 通信量の使い過ぎで速度制限がかかっている場合の対処法
速度が急に遅くなってしまった場合、通信量の使い過ぎによって、 速度制限がかかってしまったことが考えられます。
速度制限の条件はプランによって異なるので、しっかりと把握しておきましょう。
通信制限がかかる条件はプランによって異なる
速度制限がかかる条件はプランによって決まっています
- ギガ放題プラン:3日間で合計10GBを上回ると速度制限
- 通常プラン:月に7GBを上回ると速度制限
- au4G LTEのみ:月に7GBを上回ると速度制限(ギガ放題プラン)
au4G LTEとは、au回線による「ハイスピードモード」です。利用した月は+1,000円で、地方や山奥でも、安定した通信を繋ぐことができるお得なプランでありますが、月の速度制限は7GBです。
※2017年2月現在
2時前から継続して利用している通信については、2時以降も最大で6時頃まで速度制限が継続されてしまう可能性があります。その場合は一度セッションを切断すれば、速度制限が解消されるのでお試しください。
自分がどういう契約になっているかは、マイページから確認しましょう。
データの利用量だけであればWiMAXの端末からチェックが可能
ちなみに毎日のデータ利用量はルーターで確認することができます。
例えばW03であれば、ディスプレイに表示されるデータ量を3日間もしくは1ヶ月のどちらかを選ぶことができます。
特に通常プランで契約してる方は、端末上でこまめにデータ利用量をチェックすると良いですね。
速度を元に戻す方法
通常プランの速度制限を解除する方法
通常プランの場合は、速度制限を解除するには翌月まで待つしかありません。どうしても我慢できない場合は、「UQ mobile データチャージサイト」で 課金 し、データ量を買うことで解消することができます。(0.5GB:550円、1GB:1000円)
※追加したデータ容量はチャージした日から62日間有効なので、しっかり使いきることができます。
毎月たくさんのデータ量を使う方は、より安定した「光回線」への乗り換えもおすすめです。プロバイダーによって最大54,000円のキャッシュバックを受け取ることができるので、実質0円でお得に乗り換えが可能です。
ギガ放題プランの速度制限を解除する方法
ギガ放題プランは、3日間で10GB以上の通信量を使うと、「翌日の18時から2時までの間だけ」速度制限がかかります。
この時間帯だけ我慢すれば、またすぐに高速通信でネットが使えるようになります。
速度制限がかかるとはいえ、1Mbpsもの速度が出ます。数値だけ見ると少ないように思えますが、実際にはほとんど問題ないレベルでネットが使える速度なのです。
例えば、You Tubeの動画(標準画質)であれば、なんの問題もなく視聴することが可能です。
速度制限の点で考えても、ギガ放題プランはかなりユーザーフレンドリィなプランだといえるでしょう。
データ量がオーバーしないようにするコツ
「そんなに使った覚えないんだけどなぁ」という方もいることでしょう。
実は、意識的にアプリを使っていなくても、 バックグラウンドで継続的に通信しているアプリがある場合、知らないうちにデータ量を消費してしまっていることがあるのです。
一度確認してみてください。
また、通信量がチェックできる便利なアプリもあります。
こういったアプリを活用することで、通信量がオーバーしないようにコントロールすることができるので、ぜひ使ってみてください。
- 通信対応エリア外で使っている場合の対処法
いくらWiMAXが高速通信だとはいえ、対応エリア外ではそもそも使うことすらできません。
利用する場所がWiMAXの対応エリアになっているのかどうかを確認しましょう。
対応エリアをチェック
対応エリアはUQ WiMAXの公式ホームページ「サービスエリアマップ」にて確認することができます。
当然ですが、サービスの対応範囲外であればWiMAXは繋がりません。
特に、駅から離れたところや山が近くにあるような場所では通信速度が遅くなったり、繋がらなくなったりする場合があるので、しっかりと確認するようにしましょう。。
また、「ピンポイントエリア判定」機能を使えば、通信強度◯△☓で記載されているので、一度ご自身の利用場所について詳しく把握してみてはいかがでしょうか。
WiMAX2+への機種変更で対応エリアを広げる!
実はWiMAXには、旧世代の非常に遅い通信規格と、最新の超高速通信規格の2種類があります。
旧通信規格を「WiMAX」、最新の通信規格を「WiMAX2+」と言います。
2013年以降に契約された方が「WiMAX2+」で、それ以前に契約された方は「WiMAX」になります。
2015年9月以降、元々「WiMAX」で使っていた回線の多くを「WiMAX2+」の専用としてしまったため、「WiMAX」の通信速度が極端に遅くなるようになりました。
WiMAXからWiMAX2+への機種変更は契約解除料金などが一切かからないので、現在WiMAXをお使いの方は通信速度の速いWiMAX2+に機種変更することをおすすめします。
※「WiMAX」というのは商品名でもあり、通信規格の名称でもあります。ただし商品名に関しても、このページでは便宜上、この項目以外では「WiMAX2+」のことも「WiMAX」と表現しています。
③ルーター側に問題がある場合の対処法
通信状況が極端に悪くなってしまった場合、利用機器(Wi-Fiルーター)側に問題がある場合があります。
ルーターを再起動、初期化する
まずは機器側でフリーズ、もしくは電源が入らないなどのトラブルが起きていないかをチェックしましょう。
WiMAXに限らず、Wi-Fiルーターというのは、たまにフリーズすることがあります。その場合の対策は簡単で、再起動や初期化するだけです。
- 再起動する
- RESETボタンで初期化する
まずは再起動を行ってみて、それでも解決しなければ、初期化を試してみてください。
ただし初期化を行う場合、PCやスマホ、タブレットなどにWi-Fiを繋ぐための初期設定(パスワードや接続の手順など)を初めからやり直す必要があり、少々面倒ではあります。
不安な方は自分では行わずに、サポートセンターに相談すると良いでしょう。
- サポートセンターもしくはメーカーに直接問い合わせる
大体の問題は再起動や初期化を行えば直るのですが、それでも状態が改善されない場合にはルーターの故障が考えられます。
サポートセンターや製造メーカーへ直接問い合わせてみてください。
④WiMAXが電波の届きにくい場所に置いてある場合の対処法
WiMAXの電波は、鉄筋の影響や家電など障害物の影響を受けやすく、 設置場所によっては屋外よりも電波が届きづらくなることもあります。
電波が届きにくい場所とは
WiMAXを家の中で使用する場合、次のような場所だと電波が届きにくくなります。
- 電子機器の近くや金属棚、水槽の近く
- 地面
- 部屋の隅
- 土壁など湿気があるものの近く
- 使う通信機器との間に遮るものがある
- 1階で使用するのに、2階に置いている
いかがですか?意外と当てはまる項目があるのではないでしょうか。
かなりシンプルではありますが、家の中で使用する場合は、設置する場所を変更するだけで速度が改善されることがよくあるので、ぜひ試してみてください。
電波の改善のために知っておくと良いこと
壁や水の近く、電子機器や金属、湿気の多いところに置くと電波が遮られてしまうため、これらの場所を避けて設置しましょう。
また、WiMAXの電波はリング状に広がっていくため、 できるだけ家の中央に置くことがおすすめです。
鉄筋性のマンションなどの場合は、窓際の位置で床から1~2mの高さに置くと通信状況が良好になります。
⑤周波数が似た他の電波が近くに飛んでいる場合の対処法
Wi-Fiスポット、オフィスビルやマンション、カフェなど、他の電波が多い場所では通信速度が遅くなってしまうことがあります。
これは周波数が似ている他の電波によって、電波干渉が起きWiMAXの通信状況が悪くなってしまうことが原因です。
電波干渉を受けないために、何に注意すればいいか?その方法をご紹介していきます。
電波状況が悪いときのチェックポイント
電波が悪い場合は次のようなチェックを行い、何が原因かを特定しましょう。
- WiMAXのディスプレイに表示されたアンテナの本数をチェックする
- 電子レンジを使用していないか
- チャンネルが混雑していないか
WiMAXは室内で電波を受信しにくいため、まずはアンテナの本数を確かめてください。
室内のどこであれば電波が入りやすいのか、歩きまわって確かめてみましょう。
また、電子レンジは使用中にWiMAXと同じような周波数の電波を出します。このことから、通信状況が悪くなってしまう傾向があるのです。
他にも、同じチャンネル(モバイルルーター)を持つ人が同時に使っている場合は、混雑により通信強度が弱くなってしまいます。
感度の良い環境把握し、電波を改善する
室内でも安定して電波が入る場所を見つけ、そこにWiMAXを設置することで通信状況を改善することができます。
電子レンジを使うときは、WiMAXを離れた場所に移動させましょう。
また、チャンネルについてはルーターのボタン1つで切り替えが可能なので、試してみると良いでしょう。
下記を参考に「5GHz」モードに変更しましょう。
- 設定
- LAN側設定
- Wi-Fi設定
- 5GHz(室内/W52)または5GHz(屋外/W52)モードに設定する。
※GHzとはギガヘルツと読み、周波数の単位を表しています。
WiMAXは、「2.4GHz」と「5GHz」の二つを選ぶことができます。
- 4GHz:電波が届く範囲は広いが速度が遅い
- 5GHz:電波が届く範囲は狭いが速度が速い
5GHzは障害物に弱いのですが、他の電波が多い場所では強いので、利用場所に応じて使い分けてみるのもおすすめです。
電波が悪いと感じたときは、是非お試しください。
詳しくは、UQ WiMAX公式ページの「Q.Wi-Fiが切れる、スループットが出ない」の「方法2」をご覧ください。
⑥WiMAXと無線子機の相性が悪い場合の対処法(パソコンのみ)
パソコンでWiMAXを使う人は、無線の調子が悪い場合に、直接LANケーブル(有線)で接続することで問題が解決するケースがあります。
※有線でつなげられるのはパソコンのみです。スマホは無線でしかつなぐことができません。
有線(LANケーブル)で接続するにはクレードルという機器が必要になります。
クレードルを使って有線(LANケーブル)で接続する
「クレードル」とは?
WiMAXを有線で使用できるようにできる小型機器「クレードル」というものがあります。
Wi-Fi機器の充電もでき、Wi-Fi未対応の通信機器(パソコンなど)も有線(LANケーブル)での接続が可能になる便利な機器です。インターネットは無線よりも有線の方が安定して速度が出やすいので、パソコンでWiMAXをよく利用する方は持っておくと便利だと思います。
クレードルを利用することで無線の電波も良くなる
有線として使うためだけでなく、クレードルを使うことで無線の電波状況を格段に改善させることもできます。
クレードルを利用し、Wi-Fi対応していない機器の利用や無線通信の速度改善を図ってみましょう。
⑦省電力モード機能で通信速度が遅くなってしまっている場合の対処法
パソコンやスマホでも、電池の消費が少ない「省電力モード」がありますが、その状態では通信速度が遅くなることがあります。
WiMAXの省エネモードも同様で、通常モードに比べると通信速度が遅くなりやすいです。
電池の消費は早くなりますが、省電力モードから「ハイパフォーマンス」モードに変更すると通信速度が速くなります。
⑧利用機器の通信性能に問題がある場合の対処法
WiMAXを接続してるスマホやタブレットに問題があると、速度が出ません。
特に古い機種を使っている場合は、遅くなる傾向があります。
原因がWiMAX側ではないので、スマホやタブレットの買い換えを検討するしかないでしょう。
➈回線・プロバイダーに障害が発生している場合の対処法
原因を特定し、これまでご紹介した方法でも改善しなかった場合、 回線やプロバイダーに障害が起きている可能性があります。
障害の有無は公式サイトから確認することができます。
障害状況のチェックはこちらから
UQ WiMAX公式ページには、通信障害や工事に伴うサービス中断など何かあれば随時お知らせが出ます。
障害から復旧したなどの情報も記載されるのでチェックしてみてください。
障害時やサービス中断時の対策
正直に言うと、こればっかりはどうしようもありません。
早く障害(工事など)が解消されることを祈るしかないですね。
あまりにも障害が多く、全く改善されないようであれば、回線やプロバイダ自体の乗り換えを検討するしかなさそうです。
通信速度を改善する前に調べておくといいこと
通信速度を改善する方法はこれまでに説明した通りですが、その前に「どういったときに遅くなるのか」を把握しておくと良いでしょう。
どういったときに速度が遅くなっているのかを確認しておく
速度が遅くなるときには特徴があるはずなので、その状況を書き出してみましょう。
- どの時間帯が特に速度が遅くなるのか
- どこの地域や場所で速度が遅くなるのか
- 何のサイトを見ているときに速度が遅くなるのか
- 速度が遅いと感じるようになったのはいつごろからか
- 速度が遅くなるのは短期的それとも長期的なものなのか
これらをしっかり把握しておくことによって原因を明確にすることができ、改善すべき点がどこにあるのかも見えてきます。
速度がどのくらい遅いのかを数字で調べてみる
次に、現在使用している端末の通信速度を測ってみましょう。
人によって「遅い」と感じる速度は違うものです。今の速度からどの程度改善すれば満足できるのか?を数字で把握することによって、何をどう改善すればいいのか手段も選びやすくなるはずです。
そこで、ここでは現在の通信速度を調べる方法をお伝えします。
WiMAXの想定速度を確認する
まずはWiMAXで自身が契約している想定速度を確認しましょう。
既に契約済みだけど速度が遅くて不便に感じているという方は、自分が契約しているプランの想定速度を確認し、実際の利用速度と比較してみましょう。
速度の測り方は下記をご覧ください。
実際の速度の確認
それでは、「通信速度が遅いと感じない実際の速度」を数字で表すとどの程度なのでしょうか?
一般的に 「遅い」と感じる速度は約10Mbps以下です。目安としての数値は大体このようになります。↓↓
- 遅い:0〜3Mbps
- 普通:4~10Mbps
- 速い:11MBps〜20
- とても速い:20Mbps〜
10Mbpsは、1秒間に日本語を約60万文字送ることができるのですが、写真やデータがたくさん載っているページや、動画などのコンテンツでデータ量が非常に多い場合は、通信速度が遅くなってしまいます。
そのため10Mbpsを下回る速度の場合、
- サイトの応答時間が長く感じる
- アプリのダウンロードにとても時間がかかる
- 動画がなかなか読み込めない
など、体感として様々な障害が出てくるようになります。
ただし、あくまで感じ方は人それぞれであるのと、見ているコンテンツ次第になります。
20Mbps出ていても不満を感じる人もいれば、1Mbpsで何の問題もないという人もいます。
そこで、 通信速度を簡単に測ることができるスピードテストツール(速度テスト)を使い、実際の利用速度がどれくらいなのかを数字で確認してみましょう。
- iPhone/iPad:iTunes StoreSpeedtest.net Mobile Speed Test
- Android:Google Play Speedtest.net
- PC:Speedtest.net by Ookia
一般的に10Mbps出ていれば、サイトの閲覧や、アプリのダウンロードなど問題なく使うことができます。
つまり、 ネットをサクサク利用したいのであれば、10Mbps出てくれていればOKなのです。
あなたの速度はどうでしたか?もし速度が足りていないのであれば、この記事でご紹介した対策を参考に、ネット環境を快適にすることから試してみましょう。
※旧WiMAXとWiMAX2+では通信速度がかなり変わってきます。
最新の回線である「WiMAX 2+」であれば、最大で下り440Mbpsの速度を出すことができます。
一方で、旧世代の「WiMAX」は最大で下り13.3Mbpsしか出でいないので、旧WiMAXを利用している方は、早々にWiMAX2+への機種変更をおすすめします。また、これから購入を考えている方は、必然的にWiMAX2+への契約となるので心配はありません。
WiMAX以外のモバイル回線の選択肢
利用予定の場所ではWiMAXの想定速度が十分でないため、他の速度が速いモバイル回線にしようか迷いますよね?
WiMAX以外にもdocomoやSoftbankなどがモバイル回線を持っています。
ですが、はっきり言って通信速度はdocomoやSoftbankのモバイル回線より圧倒的にWiMAXの方が速いので、他社を選ぶのは逆効果になります。
参考までに、docomoの最大通信速度が下り370Mbps、Softbankの最大通信速度は187.5Mbps。このことからも、最大速度が440MbpsのWiMAXの方が確実に速いと言えるのです。
まとめ
WiMAXの通信速度が遅い時の原因9つと、それぞれの対策をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
- 通信量を管理できるアプリを使い速度制限を防ぐ!
- WiMAXからWiMAX2+へ機種変更しカバーエリアを広げる!
- 機器の故障を感じたら再起動と初期化で対策!
- 室内では電波の届きやすい位置を確認しておく!
- 周波数を理解して、電波を改善する!
- クレードルで有線に切り替え電波安定化を図る(パソコンのみ)!
- 省電力モードをハイパフォーマンスモードに変更する!
- 利用しているスマホやタブレットが古い場合は直接接続する!
- サービス中断時はフリーWi-Fiや機器のレンタルを利用する!
上記の方法でおおむね解決できるかと思います。
WiMAXは基本的な使い方であれば、速度も速く問題なく快適に利用することができます。
ギガ放題プランで契約すれば、速度制限を心配する必要はまずないので、「超速ネット!」という謳い文句も事実といっていいのではないでようか。
ただし、地下鉄や都市部から離れた場所では使えなくなることがあるので、自身の利用目的や場所をきちんと把握しておくとことが大切です。
【参考】『WiMAX2+』vs『ひかり回線』徹底比較!!
家に直接引っ張ってくる光回線と、外でも使えるWiMAX。
それぞれの料金や速度、メリット・デメリットを比較してみました。
料金比較
プラン |
月額料金(マンション) |
月額料金(戸建) |
UQ WiMAX(ギガ放題) |
4,380円 |
4,380円 |
フレッツ光 |
4,800円 |
6,100円 |
ソフトバンク光 |
2,800円 |
4,200円 |
※上記のソフトバンク光の料金は、他社サービスからの乗り換えを前提としています。(乗り換えによるキャッシュバックで、【最大24,000円】=【月額料金から1,000円×24ヶ月割引】が適用)
料金だけでいえば、マンション住まいでソフトバンク光に契約するのがもっとも安くなります。
通信速度は光回線の方がWiMAX2+の2倍も速く安定している
- 光回線:約1,000Mbps
- WiMAX2+:400~500Mbps
光回線とWiMAX2+の通信速度は、約2倍もの差があります。
また、光回線は自宅まで有線で繋がっているので、安定率も高いです。速度を最優先に考える場合は、やはり光回線がオススメです。
WiMAXの3つのメリット
- 工事が不要
- 家の外でも使える
- 引っ越し時の手続きが不要
WiMAXであれば、工事の必要がありませんし、引っ越し時の手続きも不要なので手軽に利用することができます。(ただし、田舎に引っ越す際はエリア確認が必須!)
なにより、外出時でも使えるのが最大のメリットだと言えるでしょう。
カフェなど外出先で PC を良く使う方には、光回線ではなくWiMAXがおすすめです。
光回線の3つのメリット
- 家族みんなで使える
- 固定回線とセットでお得
- キャッシュバックの金額が高い
家族で通信を利用する場合、WiWAXを誰かが持って行ってしまったら、他の人が使うことができなくなります。そのため、家族で利用するのであれば、光回線おすすめです。
また、光回線を引いていれば、固定電話を月額500円(基本料金)で利用することができます。
一方で、WiMAXになると別途固定電話(アナログ)を引く必要があり、基本料金が毎月1700円(NTT)程かかってしまいます。
ちなみに光回線も、キャッシュバックキャンペーンがありますので、かなりお得に始めることができます。
最大で54,000円のキャッシュバックを受けとることができるので、検討中の方は要チェックです!
どちらを選ぶかは用途次第でしょう!
一人暮らしで、外出時に通信を繋ぎたい!という方は『WiMAX』を選ぶことをおすすめします。
ただし、下記に該当する方にはおすすめできません。
- 「とにかく回線速度は速く安定させたい」
- 「家族みんなで使いたい」
- 「固定電話をひいている」
今回の記事でご紹介した解決策でも、自身の用途からして不満を感じる方はWiMAXでは期待に応えられていないということになります。
その場合は、より安定した「光回線」への乗り換えを検討してみましょう!